■2026年を見据えた大会
2度目のアジアカップでそのくらいのインパクトを残せば、堂安の10番に対して誰も異議を唱えなくなる。森保ジャパンの中でも序列が上がり、2026年北中米W杯ではスタメンでピッチに立つ時間も増えるはずだ。
2022年カタールW杯でドイツ、スペインの両大国から値千金のゴールを奪ったゲンのいい場所で、堂安はそういった華々しい方向に持っていけるのか。そのためにも、やはりマストなのは得点だ。前回の2点を超えるのはもちろんのこと、数多くのゴールチャンスに絡むこと。それが重要だ。
これまで日本の看板はどうしても伊東や三笘という印象が強かったが、堂安がその領域に達することができれば、本当に2026年W杯優勝が見えてくるかもしれない。アジア相手に圧倒的な実力を示す背番号10の一挙手一投足を楽しみに待ちたい。
(取材・文/元川悦子)