■J1再チャレンジの選手の奮起
また若手ではないが、昨年J1で苦い経験をした選手たちにとっては再チャレンジになる。ボランチで8得点をマークするなど、中盤の主軸に成長した上原力也には魅力的なオファーもあったと伝えられるが、磐田でJ1の舞台を踏むことを決断した。
26歳のMF鹿沼直生にとっても間違いなく勝負のシーズンなるだろう。そうした選手の活躍が、ベテラン選手の奮起にもつながる。
山田キャプテンの言う通り、まずは残留が最低目標になるが、現実を受け止めながらも目線は高くして、チームの成長を結果に結び付けることが「J1でも通用する」ことを周りに、そして自分たちにも示していくことになるはずだ。
(取材・文/河治良幸)