プレミアリーグのCL出場チームを超える川崎

 その浦和も2024シーズンはACLのノックアウトステージに進めず、2024―25シーズンの出場権も得られなかった。そしてペナルティにより天皇杯に出られないため、20チーム制になったリーグ戦の38試合とルヴァン杯しかない。そのルヴァン杯も従来のグループステージから始まる形式ではなく、完全トーナメント制となるため最少で1試合、もし一発勝負であればファイナルまで進んでも5~6試合が増えるだけ。つまり39~45試合であり、今年より15~20試合も少なくなるのだ。

 その一方で、川崎フロンターレはACLのグループステージを見事に突破し、天皇杯で優勝。FUJIFILMスーパー杯をリーグ王者のヴィッセル神戸と戦う権利も得ている。さらにシーズン後半には新フォーマ トとなるACLエリートで、年内にグループステージの8試合を戦うことになると見込まれるのだ。

 国内カップ戦を除いても最多で55試合。天皇杯とルヴァンでファイナルまで進んだ場合は66~67試合となる。つまりプレミアリーグのCL出場クラブをも超える試合数だ。しかも最大の難関はシーズンの最初にある。ACLのラウンド16は2月13日(火)か14日(水)にファーストレグ、2月20日(火)か21日(水)にセカンドレグが行われるが、その間にスーパー杯が挟まれる。

 もちろんラウンド16はアウェーゲームも含まれる。今シーズン2位に終わった横浜F・マリノスもスーパー杯がないだけで、シーズンの試合数は川崎とほぼ変わらないが、このスーパー杯があるかないかは負荷がかなり変わってくるかもしれない。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4