あまり見られないシーンが話題を呼んだ。
11月11日、JFL昇格を目指して各地域リーグの上位クラブが戦う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023の1次ラウンドにて、グループA第2節でヴェロスクロノス都農と栃木シティFCが激突した。
最終的には3-1で栃木シティが逆転勝利を収めたこの試合だが、後日とある場面が話題を呼んだ。そのシーンが見られるのは前半28分。
栃木シティの表原玄太がスライディングしつつ相手選手と交錯すると、ボールは近くにいた田中パウロ淳一のもとへ転がる。これを拾った田中は右サイドへのサイドチェンジを狙って大きく蹴り出そうと試みた。
しかし、ボールはスライディングから立ち上がったばかりの表原の背中に直撃。宙に浮いたボールが再び田中の足元に落ちてくると、同選手は今度は後方へのバックパスを選択している。
3mほどの距離からボールを当てられた表原は特に痛がる様子も見せなかったことや、跳ね返ったボールが再び田中の元に戻ってきたこと、そのあと2人は何事も無かったようにプレーを続けていたことなどを含めて、どこかコミカルに見えるシーンであった。