■地域CL誕生へ
初期の頃には「全国社会人サッカー大会」の上位2チームがJSLの下位と入れ替え戦を行った。そして、1978年度からは全国社会人サッカー選手権大会とは別に「全国地域リーグ決勝大会」が設けられて、この上位チームがJSLに昇格することとなった(年によって入れ替え戦が行われる場合も、自動昇格の場合もあったが)。
1993年にJリーグが発足すると、下部リーグとして「ジャパン・フットボールリーグ(JFL)」が創設された。Jリーグ入りを目指すクラブと実業団チームが混在するリーグだったが、これが事実上の2部リーグであり、上位チームがJリーグ入りを果たしていった。「オリジナル10」を除いて、後に黄金時代を築くジュビロ磐田や川崎フロンターレなどもすべてこの旧JFLからJリーグに昇格していったクラブだ。
そして、その後も「全国地域リーグ決勝大会」の上位2チームが旧JFLに自動昇格する制度が続いた。
その後、1999年にJ2リーグが始まり、「ジャパン・フットボールリーグ(旧JFL)」は現在の「日本フットボールリーグ(新JFL)」に改組されたが、地域リーグとの入れ替えは従来通りのやり方が続いた。そして、2016年から大会の名称が「全国地域チャンピオンズリーグ」と変わって現在に至っている。