■高レベルだったグループD

 そして、最終戦で対戦したのがセネガル。アフリカ予選にあたるU-17ネーションズカップで優勝。それも、グループリーグから決勝までの6試合で得点15、失点わずかに2という圧倒的な成績だった。U-17代表チームのキャプテンでもあるアマラ・ディウフは2006年生まれのまだ15歳。すでにA代表経験もあるという注目の選手だった。

 今回、僕は日本代表の試合が行われるバンドンに滞在していたので、グループD以外にドイツ、メキシコがいるグループFの試合も観戦できたし、グループリーグ最終日にはジャカルタ会場でグループEのフランス対アメリカの試合も観戦(両国とも突破を決めた後の消化試合だったが、グループリーグ屈指の攻め合いだった)。さらに、テレビでも何試合かを見ることができたが、間違いなくグループDは最もレベルの高い試合が繰り広げられた。

 なにしろ、4チームの実力が(全敗に終わったポーランドも含めて)揃っていた。しかも、たとえばグループBのカナダ(全敗、得失点差-9)やグループCのニューカレドニア(全敗、-24)、ニュージーランド(全敗、-9)といった、チーム力が明らかに劣るチームがいなかったのだ。

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