■原因は「3位通過」
在来線で移動すればスラカルタまでは7時間以上もかかる。バンドンには大きな空港もない。そこで、日本チームは試合翌日の午後にジャカルタまでバスで移動して1泊し、試合前日の午後便でスラカルタに到着し、そのまま練習場に直行という強行日程を強いられた。
グループリーグ終了直後にも、森山監督が「2日がかりの移動だよ」と嘆いていたが、その影響は大きかったようだ。
もちろん、チーム力自体もスペインの方が上だったが、しかし、良いコンディションで挑戦してほしかったのは確かである。
日本がそうした状況に追い込まれたのは、「3位通過」となったことが原因だった。
だが、少なくとも今大会に限って言えば「3位通過」は決して恥じるべき成績ではない。大会前から、指摘されていたように日本が所属したグループDは「死の組」だった。