■アジアカップ開催国の変遷
AFC最大の大会であるアジアカップは、連盟創立と同じ1956年に香港で第1回大会が開催され、その後は韓国、イスラエル、イラン、タイで開催された(初期には前回優勝国がホストとなる規則だったので、第1回大会優勝の韓国が第2回大会を主催し、韓国が連覇したため第2回大会準優勝のイスラエルが第3回大会を開いた)。
いわゆる、アラブ系の湾岸産油国で最初にアジアカップが開催されたのは、1980年の第7回クウェート大会だった。
第3回大会で開催国のイスラエルが優勝し、その後、イランが3連覇していたアジアカップ。第7回大会で開催国のクウェートが優勝すると、その後はサウジアラビアが連覇。その後は、サウジアラビアを中心とした湾岸の産油国と1992年大会で初優勝した日本が優勝を分け合う時代となっていく。
なお、初期のAFCで中心的な役割を果たしていたイスラエルは、1974年にAFCを除名され、その後、曲折を経て現在はヨーロッパ連盟(UEFA)に所属している。