■三笘薫はホテルで静養

 1トップは浅野拓磨が有力か。10月のカナダ戦で抜群のパフォーマンスを披露。さらにブンデスリーガでも好調を見せつけるかのようなゴールを決めている。古橋亨梧が辞退したことで、高さがより際立つ上田綺世、速さが武器の浅野、そしてフルメンバーでは初招集の細谷真大という3人が準備をしているが、好調を維持しているだけでなく13日から合流している浅野が先陣を切りそう。

 とはいえ、仮にミャンマーが引いて来れば上田の高さは間違いなく武器になる。本人も、14日の練習後に「クロスボールが増える可能性もあるので、高さのところは生かせたらいい。常に準備して、事故でも1点取れたら状況は変わる」と、その高さを有効に使うつもりだ。

 右サイドには伊東純也か。左サイドの本命である三笘薫が14日の練習に参加せず、ホテルで静養に努め、また、前田大然が辞退したこともあって、相馬勇紀に出番が回ってくる可能性がある。三笘と伊東はこの代表チームでの強力な槍だっただけに、両方替えることはしないだろう。そのため、左の相馬と右の伊東でサイド制圧を目指す。仮に早い段階で点差が開けば、シリア戦も見据えて伊東はお役御免となるかもしれない。

 伊東は14日の練習後に「より結果にこだわらなきゃいけない試合が始まるので、まずはアジアのチームには負けられないというところで、しっかり力を示していければいい」と話しており、気合十分だ。

 以上が今回の予想メンバーとなる。欧州組が中心となった現在の日本代表において、国内の公式戦とヨーロッパの大会に出る選手も多くなったことで、これまで以上にコンディション面での難しさを抱えている。それでも、森保監督はここまでの親善試合で多くの選手に実戦機会を与えるとともに、さまざまな組み合わせを試してきた。そうした積み重ねが、今回の2次予選で早くも生きることとなりそうだ。

 北中米W杯につながるW杯2次予選・ミャンマー戦は19時にキックオフする。

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