１１月４日、ルヴァンカップ決勝が国立競技場で行われた。主要３大タイトルの一つを懸けたこの試合で激突したのは、浦和レッズとアビスパ福岡だった。
「ルヴァンカップ決勝」で毎回話題となるのが、出場チームのサポーターによるコレオやビジュアルのサポートだ。特に浦和レッズは数々の大舞台を経験し、そしてその度に圧巻のビジュアルを見せてきただけに、今回も試合前から注目を集めていた。
そして選手入場時、それは現れた。浦和レッズサポーターのために用意された南側の観客席に、浦和レッズのエンブレムとトロフィーをデザインしたビジュアルが登場。この南側エリアは中央にピッチ出入口があるためにビジュアルには不向きなエリアなのだが、曲線や文字も難なく描いてみせての圧巻のデザインを披露してみせた。
さらに驚くべきは、国歌斉唱時に別のビジュアルへも飛び出したのだ。２つ目は赤、白、黒というチームカラーが縦ボーダーでデザインされるとともに、これまで浦和が獲得してきたタイトルの歴史を見せるというまさかのもの。クラブの歴史を、選手とサポーターで共有したのだった。
