今回のtotoではJ1第31節の8試合とJ2第40節の5試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
今週末のJ1では、ドローが多発しそうだ。その影響は、2つのサバイバルレースに影響を及ぼすことになる。
まずは、首位のヴィッセル神戸に焦点を当てたい。
残り4試合で2位の横浜F・マリノスに勝点4差をつけているが、悲願の初優勝へは一瞬たりとも気の抜けない時間が続く。今節も、大きなハードルが待っている。
対戦するのは、17位の湘南ベルマーレだ。順位もクラブ規模も、大きな差がある両チームの顔合わせではある。
だが、ピッチ上の結果では力は拮抗している。今季は第10節で対戦して神戸が2-0で勝利しているが、通算戦績では12勝9分11敗と、湘南がわずかに勝ち越しているほどだ。
しかも、J1に復帰した2018年以降、湘南は神戸から毎年勝点を挙げている。最下位に終わった2020年でさえ、1勝1分と神戸を叩いているのだ。
神戸も3連勝中だが、湘南もセレッソ大阪、京都サンガF.C.と関西勢を相手に連勝している。湘南がビッグウェーブで飲み込むとまでは言えないものの、ドローで勝点を分け合うことは十分に考えられる。