10月28日、J1リーグ第31節が行われ、横浜F・マリノスがアビスパ福岡に4-0で快勝。この日、首位・ヴィッセル神戸が湘南ベルマーレとの試合で引き分けたため勝点差を2として、逆転優勝に向けて大きな勝利を掴んだ。
快勝を締めたのは宮市亮だった。この日の横浜は、前半のうちにFWアンデルソン・ロペスが2得点を決めると、後半立ち上がりにも植中朝日が追加点を奪って3点差として余裕を持った試合展開とする。さらにダメ押し弾を決めたのが宮市で、それは後半アディショナルタイムのことだった。
この日の宮市はベンチスタートで、後半24分から出場。そして時計の針が97分から98分へと変わろうとしたところで、チャンスは生まれた。GK一森純が蹴った低いボールを、センターサークルの中で西村拓真がワンタッチで前に流す。それを受けたのが宮市だった。
西村からのパスを受けると同時に相手の背後を取った快足ドリブラーは、相手陣内を独走して福岡GKと1対1に。しかし、ペナルティエリア内に入ろうかというところで、その右を並走していた水沼宏太に右足アウトサイドでパスを出す。