「そこに出てきた冨安!」アーセナル冨安健洋のマンC撃破の“いかつすぎる裏抜け”が必見&大興奮!「これが冨安の出した偽サイドバックの新しい答え」との声の画像
アーセナル所属のサッカー日本代表DF冨安健洋 撮影:中地拓也

 現地時間10月8日、イングランドのプレミアリーグ第8節が行われ、アーセナルが1−0でマンチェスター・シティに勝利した。ホームで“マンC撃破”の決勝点を演出したサッカー日本代表DF冨安健洋に称賛の声が多く寄せられている。

 開幕6連勝後に今季初黒星を喫するも依然として首位に立つ昨季王者をホームに迎えた3位・アーセナル。昨季も激しい優勝争いを繰り広げたライバルチームを相手には直接対決で苦杯を舐め続けており、公式戦最近9度の対戦で1度も勝利がなく(1分け8敗)、リーグ戦では12連敗中(5得点33失点)だった。

 その“越えられない壁”に対し、前半を0-0で折り返すと、アーセナルのミケル・アルテタ監督は膠着状態を打破するために後半開始からFWガブリエウ・マルティネッリ、さらに同30分からMFカイ・ハフェルツ、MFトーマス・パーティ、そして冨安の“3枚替え”で勝負に出た。

 そして迎えた後半41分だった。中盤後方、やや右よりの位置でトーマスがボールを握ると、左サイドバックで出場しながら中盤の高い位置にポジショニングしていた冨安が、ゴール中央の最前線へ向かってダイナミックな動き出しを見せる。そこに正確なロングボールが届けられると、冨安は3人のDFを引き付けた状態から冷静に、ダイレクトでのヘディングパスを味方に届けた。

 この冨安の“お膳立て”でボックス内でボールを受けたハフェルツがさらに後方にボールを流すと、走り込んだマルティネッリが右足を振り抜き、強烈なシュートが相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。その瞬間、エミレーツ・スタジアムは大興奮。マルティネッリに最初に抱き付いたのは冨安だった。

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