■「下田さん、その実況は最高よ!!泣ける」

 ゴールに絡んだ4人全員が後半途中出場であり、何よりも冨安の秀逸な「動き出し」と「ポストプレー」が光った試合終了間際の劇的な決勝弾に、SNS上では以下のようなコメントが寄せられた。

「よくぞ走った、トミー‼︎」
「何度観ても素晴らしい抜け出しの冨安!“お、お前がなぜここに居る!”ってシティの選手も一瞬思ったよね」
「冨安のいかつすぎる裏抜けわろた 偽SBとかいうレベルじゃないだろ」
「これが冨安の出した偽サイドバックの新しい答え 内に入ってビルドアップに参加するだけじゃなく、高さとパワーで違いを見せつけたな」
「そこに出てきた冨安!フォローしたハヴァーツ!そして帰ってきたマルティネッリ!下田さん、その実況は最高よ!!泣ける」

 この劇的弾によって、アーセナルはリーグ戦では2015年以来の“マンC撃破”を実現して2位に浮上した。その勝利に大きく貢献した冨安。サイドライン際を駆け上がるのではなく、ピッチ内側に入ってゲームメイクに関与する偽サイドバック戦術が流行しているが、冨安はそこから最前線に飛び出してゴールを演出した。多くのファンが「なぜそこに冨安!」と驚きの声を揃えるとともに、新たな“冨安戦術”の誕生を予感したようだ。

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