AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第3節浦項スティーラーズ戦において0-2で敗れた浦和レッズ。相手の強度とフィジカルに押され、見せ場を作ることができなかった。
試合後、MF小泉佳穂が試合を振り返ってくれた。彼が口にしたのはコンタクトプレーでの反省点だった。
「90分を通して相手の得意な距離感で試合を進められてしまった。僕らより大きいスペースでプレーできる人たちが多く、そのプレーを許してしまい修正できず、マンツーマンから逃れることを意識した結果、ボールを奪われた時のリスク管理が、うまくできずにカウンターを食らい続けることがあり、たくさんの反省点が出ました。1対1のデュエルで相手を上回らないと勝てない。そこはもっと強くしなければいけないと思っています」
リズムを掴めない浦和は22分に先制され、その後も危険なカウンターを受けヒヤリとする場面を作られる。4-2-3-1の左サイドハーフで先発した小泉は中盤に下りて、ボールを奪われた後のリアクションに変化を付けようとするがうまくはいかず、0-1のままハーフタイムを迎えた。
後半頭からDF酒井宏樹、FW中島翔哉をピッチに送り巻き返しを狙うが、逆に49分、浦項に追加点を許してしまう。負ける訳にはいかない浦和は、MF大久保智明やMF明本考浩を投入し打開を図るも大きなチャンスは作れず、試合終了の笛が鳴るとスタンドからはブーイングが響いた。