10月16日、サッカー日本代表の森保一監督が17日に行われるチュニジア戦に向けてノエビアスタジアム神戸で会見に挑んだ。その席上、2人の選手の先発起用に言及した。
昨年、0-3で完敗した相手と再び相まみえる。その前日練習を前に報道陣の前に姿を表した森保監督は、「去年負けた相手に今回はホームで勝つ」と意気込むと同時に、「我々がより高みを目指して、レベルアップしていかなければいけない」と、この試合の意義を説明した。
そのレベルアップのために、GKに鈴木彩艶を抜擢する。この日、GKの起用について聞かれると、「準備を経て最終的に決めますが」と前置きをしたうえで、「彩艶にスタートから出てもらおうかなと思っています」と明言したのだ。
ここまで第2次森保ジャパンにおいて、GKとして常連となっている大迫敬介は、ドイツ戦も含めて最も長い時間プレーをしている。その守護神候補について、「大迫も結果を出していて、そこはしっかり評価してますが」と話し、「キーパーの全体的な経験値をより上げた中で、アジアカップであったりW杯のアジア予選に行くというところで、ベストな選択ができるようにしたい」と起用の理由を説明した。今回がW杯予選前の最後の親善試合ということで、本番を見据えてこの実戦機会をより有効に使う考えだ。