川崎・大南拓磨が持つ「周りと比較されても常に自分に矢印を向けて」の意識。新潟戦メンバー外で期待を感じながらも…ジェジエウと谷口に負けじと誓う成長で放つ存在感の画像
9月30日の練習で軽快な動きを見せた川崎フロンターレの大南拓磨 撮影:中地拓也

 10月3日、川崎フロンターレACLのグループステージ第2節として蔚山現代と対戦する。川崎がこれまで何度も悔しい思いをしてきた相手を等々力競技場に迎える。

 この試合を「楽しみです」と語るのがDF大南拓磨だ。大南は第1節のJDT戦で初めてACLに出場すると、最終ラインで獅子奮迅の活躍を見せて、完封勝利に貢献するとともにMVPにも選ばれた。今季から川崎に所属してチームに順応を見せてきている中でのうれしい出来事となった。

 蔚山戦に出場すれば、アジアの舞台はこれが2度目。そして、日本国内で戦う初めてのACLとなる。

「緊張感はありますけど、楽しみの方が大きくて。国際大会でふだんはやれないような相手と試合できるので、そういう経験ってめったにできない。それをできることはすごい嬉しいし、自分にとってはすごいプラスなので楽しみですね」

 こうした国際大会では、事前に情報を仕入れているとはいえ、初めて体をぶつけて戦う機会が多くなる。映像とピッチ上とのギャップに戸惑う場合もあるが、それに対しての質問をすると、大南からは頼もしい答えが返ってきた。

「Jリーグでも強烈なFWはいますし、そういう人たちとやってきてるっていう自信も個人的にはあるので、(JDT戦では)そこに対してそんなにギャップはなかったですけど、やっぱりああいうアウェイの独特の雰囲気を経験できたのはよかったです」

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