サッカー元韓国代表のMFの朴智星(パク・チソン)氏が9月23日、J1リーグ第28節・京都サンガF.C.対サンフレッチェ広島が行われたサンガスタジアム by KYOCERAを訪れ、そこで実現した「新旧7番」の初対面シーンが話題となっている。
パク・チソン氏は1981年3月30日生まれの現在42歳。2000年に当時J2の京都に入団して日本でプロデビュー。2年目からボランチのレギュラーとして活躍してJ1昇格に貢献し、2002年度の天皇杯決勝ではクラブに初タイトルをもたらすゴールを決めた。
その後、2003年にオランダのPSV、そして2005年にはマンチェスター・ユナイテッドに移籍し、4度のプレミアリーグ制覇に貢献。2007-08シーズンのチャンピオンズリーグ優勝も経験した。
その「京都が育てた」と言っていいレジェンドOBが、2014年以来9年ぶりに古巣を訪れると、スタジアム内の通路で22歳の主将MF川崎颯太との対面が実現した。日本代表に選出された経験もある若手のホープは、クラブ関係者から「同じボランチ」と紹介されるとパク・チソン氏とガッチリと固い握手を交わした。
その後、2人は通訳を介することなく日本語での会話を弾ませ、山梨出身で高校で京都サンガF.C.U-18へ入団した川崎は「マンチェスター・ユナイテッドにいるパク・チソンさんしか知らなかったです。京都に来て(京都にいたと聞いて)驚きました」と笑み。パク・チソン氏は「海外に行っていろんな経験ができたし、そこで自信も付いた。どうなるかわからないけど、チャンスがあれば」と今後のキャリアに対してアドバイスを送っている。