日本時間9月12日、サッカー日本代表がトルコ代表と親善試合を行った。4-2で勝利したこの試合で、代表初ゴールを決めた伊藤敦樹の得点シーンが話題だ。
日本はドイツ戦からスタメンを大きく入れ替えた。その中には毎熊晟矢や町田浩樹と言った代表初出場の選手も名を連ねた。
そんな彼らと共に注目を集めたのが伊藤敦樹だ。6月に行われた親善試合で招集された浦和レッズのMFは、エルサルバドル戦で後半から途中出場してデビューは果たしている。しかし、スタートからの出場はこれが初めて。緊張もあるかと思われたが大仕事を成し遂げた。それが前半の15分の場面だ。
立ち上がり、ややスロースタートに見えた日本だが、右サイドの相手ペナルティエリア前で堂安律がボールを受ける。出しどころを探す背番号10を見て、伊藤敦樹が横に回り込んだ。堂安はそこを使いエリア内へ走り込む動きを見せる。
一方、ボールを持った背番号15は右足でクロスを上げる素振りを見せて、相手を剥がす。そうして内側へ切り込んでいくと、相手が寄せて来たところでエリア内にいた堂安にパスを出した。背番号10はそれをすぐさま伊藤敦樹へ戻して、背番号15をフリーに。
ボールを受けた伊藤敦樹は左足をゴールへ向けながらさらに内側へ入る。そしてペナルティアークが見えて来たところで、左足を振り抜いた。シュートはそのままゴールの右隅へ突き刺さり、チームに先制点をもたらした。