9月2日、J2リーグ第33節が行われ、東京ヴェルディが3−0でツエーゲン金沢に勝利した。その2点目となったMF中原輝の左足の強烈25mミドル弾が話題になっている。
現在27歳の中原は、熊本のルーテル学院高校から駒澤大学を経て、2019年に当時J3のロアッソ熊本に入団した後、2021年にはJ2のモンテディオ山形で活躍し、2022年にJ1のセレッソ大阪に加入した。自慢の左足を武器に1年毎に上のカテゴリーにステップアップして注目を集めたが、セレッソ大阪では定位置を掴み切れず。今年7月にJ2の東京ヴェルディに期限付き移籍で加入していた。
J1舞台では途中出場が多かった中原だが、東京ヴェルディではスタメン出場を続けており、この日も3トップの右ウイングとしてピッチに立った。そして迎えた前半アディショナルタイム、右サイドでの味方の細かいパス交換の中でペナルティエリア手前の位置で後ろ向きにボールを受けると、そこから横にボールを運びながらゴールを一瞥した後、思い切り良く左足を振り抜いた。
放たれたシュートは、唸りを上げながらゴール左上隅に一直線。距離にして約25mの強烈なミドルシュートが突き刺さった。