「予想を遥かに超えるダッシュ」ゴール後の喜びの後に一目散にベンチに戻る町田の高橋が「無邪気でかわいい」と話題! 「涙出そう」「綺麗に掛け直すところも愛」との声の画像
FC町田ゼルビアの高橋大悟 撮影:中地拓也

 8月26日、J2リーグ第32節が行われ、FC町田ゼルビアはホーム・町田GIONスタジアムで、モンテディオ山形に5−0で大勝した。その先制点を奪った際のベンチの様子が話題となっている。

 首位快走を続ける町田だが、前節8月19日の清水エスパルス戦では2点を先制したところから3点を奪われる逆転負けを喫した。さらに今季全試合にスタメン出場し、戦術的にも欠かせない存在だった絶対的エースFWエリキが、今季18得点を決めながら負傷交代を強いられ、その後の検査で「左膝前十字靭帯断裂、外側半月板損傷、内側側副靱帯損傷」が判明し、全治約8か月と診断された。

 迎えたこの日、エリキ離脱後初試合で完勝を飾った中で注目されたのが、前半19分にPKで先制点を奪った直後のシーンだった。キッカーの藤尾翔太がゴールネットを揺らすと同時に、ベンチ入りメンバーたちがガッツポーズと拍手でピッチ脇まで飛び出したが、その中で突然、踵を返してベンチに向かって猛ダッシュする男の姿があった。

 その男とは、背番号10の高橋大悟。この日5試合ぶりにスタメン落ちしていた24歳は、ベンチにかけられていた背番号11のエリキのユニフォームを大急ぎで取りに戻ると、再びピッチに駆け出した。そして、そのユニフォームを高々と掲げ、本拠地サポーターたちに「エリキと共に」を強く訴えた。

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