9月16日、サンフレッチェ広島がエディオンスタジアム広島にヴィッセル神戸を迎えてJ1リーグ第27節を戦った。その試合を前にしたセレモニーに、ファン・サポーターの視線が集中した。
両チームの選手がピッチに登場し、そして、メインスタンドに向かって整列したときのことだ。広島MF野津田岳人の祝福セレモニーが行われた。野津田がJ1リーグ戦200試合の出場を達成したのだ。
笑顔の野津田に、花束を渡す役を務めたのがその妻と子どもだった。現在29歳のMFに対し、2人はヒマワリの花束などを渡し、そして、記念写真に収まった。試合を前に、野津田がお父さんの顔と夫の顔を見せた瞬間だった。
その様子に、SNS上でも祝福の声が上がった。
「がくおめでとう 広島でまた復活してくれたことに感謝」
「野津田 代表入ってくれんかな」
「岳人おめでとう」
2012年に広島でプロ入りすると2年目には20試合に出場した野津田だったが、その後、出場機会を伸ばすことができず、16年途中にアルビレックス新潟にレンタル。その後、清水エスパルスを経てさらにベガルタ仙台に期限付き移籍。
杜の都で新たなプレースタイルを確立し、19年に広島に復帰すると「7番」を継承。しかし再びヴァンフォーレ甲府にレンタル移籍し、22年に再び広島に復帰。その年にサッカー日本代表に選ばれるなど、活躍の幅を広げている。