■「失敗から学んでいくしかない」
川崎と札幌は今年4月1日に札幌ドームで対戦し、4-3という点の取り合いを制して川崎が勝利を手にした。この試合は、2度先行を許したものの2-2に追いついたところまでは、広島戦と同じ推移である。
しかし、その次の得点を取ったのは川崎で、その後、同点弾を許したものの再び川崎が勝ち越し弾を奪った、タフな試合展開だった。
セットプレーからという前提ではあり、高井個人に向けたものではないが、鬼木達監督はチームの失点の多さについて24日に尋ねられると、「失敗から学んでいくしかない」と答えていた。さらに、選手たちに、「失点した時にどう学べるか」について話したことも明かしている。
「そうじゃないと、その敗戦はただ単に負けただけのものになってしまう。それを糧に、自分への戒めとできるかどうか。(失点を防ぐことは)1ゴール取るのと同じくらい意味がある」
点の奪い合いが予想される札幌戦で、失点を許さずに川崎が得点を重ねられるか。ACLを前に戦い方を見つめ直すいい機会として、アジアでの躍進につなげるはずだ。