現地時間の8月19日、フランスリーグ第2節が行われ、スタッド・ランスがホームにクレルモン・フットを迎えた。昨シーズンを8位で終えた相手に2-0で勝利。チームは今季初勝利を挙げた。
伊東純也と中村敬斗が先発。開幕節では後半途中から実現した“日本代表ウイング”がついにスタート時点から披露される。3枚が並んだ2列目の右に伊東、左に中村という布陣である。
前半17分にランスが先制する。右CKを伊東が蹴ると、その流れからマーシャル・ミュネツイが決めて、1点をリードする。
そして前半37分過ぎ、日本代表の2人が驚きの形でチャンスを演出する。左寄りの位置から味方が蹴ったサイドチェンジのボールは、右サイドの高い位置にいた伊東へと向かう。ペナルティエリアのすぐ右にいた伊東は、まさかの選択に出る。通常であればトラップするところを、なんと、右足ダイレクトで中に送る。
このクロスはゴール前にいい形で送られるが、両チームの選手が競り合ったことも誰も触れることができない。しかし、それをファーでトラップしたのが中村だった。今季加入した日本代表の左ウインガーは、左足でトラップすると、浮いたボールを右肩でコントロール。そして左足でシュートを放ったのだ。強烈なボールはゴールに向かったが相手DFに当たってゴールネットを揺らすことはできず。それでも、日の丸を背負う2人の連携でゴールまで迫ってみせた。