8月12日、J1リーグ第23節でアルビレックス新潟はホームに湘南ベルマーレを迎えた。新潟は前半に2点を先行されるも、土壇場で追いついた。その反撃の1点目に繋がったプレーが話題になっている。
2点を追う新潟は後半の30分、GKから組み立てを行う。左サイドでボールを上げ下げして相手を揺さぶると、相手陣内中央で前を向く。しかしパスが乱れて一度後ろへ下げる。今度はボールを右サイドへ展開すると、松田詠太郎が前へ仕掛ける。松田は相手を引き寄せながら、ペナルティエリア手前までボールを運び、中へくさびのパス。それを受けたのが長倉幹樹だった。
エリア内でトラップしたボールは相手DF2人の前で浮いてしまうが、長倉はつま先でコントロールして相手を背負う。そうして死守したボールをペナルティアークにいた島田譲へと託した。島田はそれを左へ転がすと、構えていた高木善朗がダイレクトで振り抜く。コースを狙ったボールはそのままゴール右へ突き刺さった。
ゴールはもちろんだが、体を張った長倉のプレーに対しても称賛の声が寄せられていた。
「長倉くんがえぐかった よくあそこキープして落とした」
「長倉くん…なんじゃい。このキープ力…」
「長倉さんあそこでキープしてくれるのマジで助かりました」
「彼にボールが一度収まってしまったら、ファールせねば簡単には奪えない」
「さらっとペナルティエリア内でスーパープレーしてるんだよな」