現地時間の8月12日、ラ・リーガの開幕節が行われ、サッカー日本代表・久保建英が所属するレアル・ソシエダがジローナFCを迎えて対戦した。1-1で引き分けに終わったこの試合で、ソシエダの今季初ゴールを記録したのが久保だった。
シーズン前に元スペイン代表MFダビド・シルバが大怪我を負い、そのまま引退を余儀なくされたことで、チームにショックが走ったかに見えた。しかし、その穴を埋めようとする気概を久保が見せた。
先制点が決まったのは、開始5分のことだった。左サイドでボールを持ったDFアイヘン・ムニョスがそのまま持ち上がり、自陣から相手陣内へと入る。ジローナの選手も体を寄せて自由を奪うが、今季から背番号3を背負うこのDFはさらに前進する。
そしてライン際からグラウンダーのクロスをゴール前に送ると、ペナルティエリア内のニアの高い位置に走った両チームの3選手の背後を抜ける形となる。そこに詰めていたのが久保だった。左サイドから不規則な細かいバウンドを見せるボールを左足でダイレクトシュート。ピッチの上を滑るかのような動きでゴールにきれいに流し込み、チームの今季初得点を決めたのだ。
なお、久保は移籍加入初年度の昨季もチーム初得点をゲット。2シーズン連続で開幕弾を記録した。