■「アフリカは否定しないですし、機会があれば考えたい」
しかしながら、2010年南アフリカ・2014年ブラジル・2018年ロシアのワールドカップ(W杯)3大会で4ゴールという華々しい活躍を見せた男も37歳。同い年の岡崎慎司(シントトロイデン)、長友佑都(FC東京)、家長昭博(川崎)はトップレベルでプレーし続けているものの、コンディション維持だけでも難しくなる年齢ではある。2年近い空白期間も相まって、本田の新天地探しが難航するのは間違いなさそうだ。
「僕はひざが持つ限り、(現役を)やりたいなと思っています。『復帰』というのもおかしい話で、引退したことはないので、『ケガからの復帰』くらいのニュアンスかなと思っています。
(新天地に関しては)今はヨーロッパは考えていない。もう少し何か違った形でサッカーを追求できればと思っています」と本人はコメント。未開の地に挑むとなれば、アジア、中東、アフリカなどが候補に挙がってきそうだ。けれども、アフリカに関しては目下、少し優先順位が低いという。
「アフリカは否定しないですし、機会があれば考えたいですけど、向こう側にとっての距離感がすごくある。僕のイメージをつかめない状況でオファーを出すかとか、いろんな問題があると思います」と彼自身は実現性が低いと考えている様子だ。
となれば、アジアか中東という選択肢が有力視される。事実上の代表監督を務めたカンボジアでプレーヤーとして復活するといったストーリーが現実になれば、大いに盛り上がるだろう。次のアクションが非常に楽しみだ。