7月29日、川崎フロンターレはバイエルン・ミュンヘンと対戦して0-1で敗れた。しかし、ドイツ王者に対してチャンスを作るなど善戦した。
開始1分で脇坂泰斗が決定的なシュートを放つなどした川崎は、後半に5人を入れ替えて挑んだ。その際にピッチに入ったのがFW山田新。大卒ルーキーながら、Jリーグでそのフィジカルの強さと献身的な動きで頭角を現しつつあるストライカーだ。
山田は右ウイングのポジションに入ると、絶好機は後半19分過ぎに訪れた。左サイド裏へのスルーパスに走り込んだ遠野大弥が、ペナルティエリアの左のライン上からクロスを上げる。ニアに走り込んだレアンドロ・ダミアンが合わせることはできなかったものの、ファーから走り込んだ山田の元へと流れる。
山田は右足でトラップすると、中に切れ込む。相手DFが背後から体を寄せて来るもシュートモーションに入り、左足でゴールを狙う。強力な一振りではあったが、ボールはゴールの上にそれてネットを揺らすことができなかった。外した瞬間に山田は倒れ込み、松長根悠仁が頭を抱えるほどのチャンスだった。