■前半に逆転で磐田は主導権掌握
J1自動昇格圏へ、ついに浮上した。
J2リーグ第26節が、7月15、16日に行なわれた。勝点44で2位の東京ヴェルディが引分けた翌16日、同勝点で3位のジュビロ磐田が藤枝MYFCとの「ダービー」に挑んだ。
元日本代表コーチの横内昭展監督が指揮する磐田は、6月3日の19節からリーグ戦7試合負けなしである。その内訳も5勝2分と、勝点獲得のペースを一気にあげてきた。
ルヴァンカップと天皇杯を戦ってきた関係で、磐田はこの試合が7連戦の7試合目となる。厳しい日程のなかで迎えた藤枝戦は、開始早々にビハインドを背負う。6分、得点ランキング上位の藤枝FW渡邉りょうに、DFラインの背後を突かれて失点した。
それでも、いまの磐田には反発力がある。20分、MF金子翔太が巧みなステップで相手を翻弄し、PKを獲得する。自ら右足で蹴り込み、1対1の同点とした。
前半アディショナルタイムには、厚みのある攻撃からMF上原力也がヘディングでプッシュする。前半のうちに一歩先へ出た。