■「そんなことは一切ない(笑)」
なお、この試合の日は元川崎の谷口彰悟の誕生日だった。説明するまでもなく、小学校、中学校、高校、大学、そして川崎フロンターレと、ここまで多くの時間を共有してきた2人である。それだけに、“縁”を感じてしまうが、「それがちょっと気に食わないですね(笑)」と苦笑してみせた。
「ツイッターでもちょっと見たんですけど、“谷口選手に捧げるゴール”って書かれてて、いやいやそんなことは一切ない(笑)。チームとかサポーターのために、あきらめずに走ったことがゴールにつながった」
川崎はファン感謝デーの直前の試合で勝利することが多いが、「選手としてもいい形でファン感を迎えたいですし、勝って迎えた方が気持ちがいいですし、本当にすごくいいタイミングでした」と話す。
次戦も川崎は首位チームと対戦する。延期となったヴィッセル神戸との試合が22日に予定されており、16日に行われた試合の結果で、J1の首位の座が横浜FMから神戸に移ったからだ。大迫勇也や武藤嘉紀など、またしても強力攻撃陣と対峙するが、きっと背番号7が封じてくれるはずだ。