■「そこが一番評価できること」

 ゴール後は笑顔を見せていなかった。それについても聞いてみると、「喜んでますよ(笑)。おれはああいうヤツなんで」と笑顔に。

 さらにゴールネットに絡まった姿が斬新だったことも伝えると、「起き上がろうとしたんですけど、みんなが駆け寄ってきて起き上がれずに」と状況を説明。自らはもみくちゃにされていたが、「みんな喜んでましたし、チームの一体感を感じたゴールでした」と達成感をにじませたのだった。

 ゴールばかりに目が行きがちだが、この日の車屋は守備面でもハードで、そして、相手FWを正確に抑えた。特に、FWアンデルソン・ロペスには積極的な守備を見せて封じていただけに、そのイメージを聞いてみると、「昨日の試合で言えば、そこが一番評価できること」と話し、以下のように続けた。

「マリノスの攻撃陣を抑えきれたというのが自分たちの自信にもなりました。けっこう、アンデルソン・ロペス選手はじっとしていないというか、落ちたりだとか難しいポジショニングを取ってきて、そこに食いついたときに裏のスペースをウイングの選手が狙う“形”的にやってきたと思うんですけど、危ないシーンは何度かありましたが、そこは90分通して無失点で終わらせたのは僕自身にとってもチームにとっても自信になりました」

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