7月12日に、天皇杯3回戦水戸ホーリーホック戦を戦った川崎フロンターレの瀬古樹が、自身の先制点について振り返った。
「いい奪い方というか、相手のミスですけど、奪ったボールを縦につけて、そのままゴール前に入って行って、自分にボールが来たので。決めるだけでした」
前半25分。相手のパスをカットした瀬古はシンプルに前方を走る宮代大聖にパス。その宮代に合わせてボックス内へと走り込むと、そこ折り返しのラストパスが入る。瀬古は「決めるだけでした」と話すが、簡単ではないシュートをダイレクトで蹴り込んで川崎が先制点を手にした。
その瀬古は攻守にハードワーク。この先制点の場面を筆頭に、攻撃時には水戸側のペナルティーエリア内にまで侵入し攻略に関わる一方、守備時にはアンカーの橘田健人の脇を埋めてリスク管理しており攻守に欠かせない存在となっていた。そうした自らの働きぶりについて瀬古は「整理はされてきているので、それが結果だったり、プレーに表現できているということは自分にとってもいいことだと思います」と話していた。