プレミアリーグのチェルシーが、新シーズンのホームユニフォームを発表した。
現在のチェルシーは揺れている。ロシアのウクライナ侵攻の影響で、クラブに大金を投じてきたロマン・アブラモビッチ氏がオーナーを退任したためだ。すでにアカデミーからチェルシー一筋だったメイソン・マウントの退団とマンチェスター・ユナイテッド移籍が発表されるなど、ファンの間に不安が広がっている。
2022-23シーズンはプレミアリーグで12位となり、2015-16シーズン以来の2ケタ順位に終わった。久々にヨーロッパの大会には出場しないが、国内に集中できるとも言える。
どんな状況であれ、クラブは前進しなければならない。10日には、新シーズンに着用するホームユニフォームを発表した。
今回のデザインは、25周年となる1997-98シーズンのカップウィナーズ・カップ優勝を記念しつつ、1990年代にインスパイアされたものだという。確かに、ブルーズの愛称どおりに青が強かった近年のカラーリングよりも、25年前のユニフォームに近い淡い水色寄りの色使いとなっている。
デザインはシンプルそのもの。ただし、袖には細く金色のラインが入れられており、25年前にジャンフランコ・ゾラらが着用した黄色いラインの入ったユニフォームを想起させる。