7月8日、J1リーグ第20節が行われ、駅前不動産スタジアムでの一戦は、サガン鳥栖が2−1でセレッソ大阪に勝利した。逆転負けを喫したセレッソ大阪だが、先制ゴールをアシストしたMFジョルディ・クルークスの左足クロスには称賛の声が相次いでいる。
4−4−2の右MFで4試合連続のスタメン出場を果たしたクルークス。ピッチに水が浮く難しいコンディションの中、立ち上がりから精力的な動きを見せて存在感を示していた。そして迎えた前半14分、この日早くも4本目となるコーナーキックだった。
右からCKにボールをセットしたクルークスは、ショートコーナーを選択する。ボックスの角の位置まで受けにきたMF香川真司にパスを送ると、そのリターンに対して、得意の左足をひと振り。鋭く舞い上がったボールは、カーブしながら美しい軌道を描き、ファーサイドで待ち構えていたFWレオ・セアラの頭に吸い込まれていった。
ゴール前でのレオ・セアラのポジショニングとヘディングでゴールネットを揺らした決定力も見事だったが、相手GKが飛び出すことも許さないスピードでのクルークスの高精度クロスに多くのファンが目を奪われた。