■先発起用のオ・セフンが重要なタスクを果たす
「超攻撃的」が、踏ん張った。
J2リーグ第23節が7月1、2日に開催され、7位の清水エスパルスは4位のV・ファーレン長崎とホームで対戦した。
ルヴァンカップ出場の影響で変則日程を強いられる清水は、中2日の連戦である。とはいえ、6月25日のザスパクサツ群馬戦に引分け、同28日のブラウブリッツ秋田戦に0対1で敗れているチームにとっては、絶対に落とせない上位対決だ。
主戦術の4-2-3-1で臨む清水は、1トップに韓国人FWオ・セフンが起用された。チームトップの7得点をあげているブラジル人FWチアゴ・サンタナでなく、このところ好調のFW北川航也でもなく、3試合ぶりに先発する彼が攻撃の起点になれるかどうかは、清水のポイントのひとつだった。
果たして、オ・セフンは秋葉忠宏監督の期待に応えてみせる。14分、ボランチ宮本航汰の縦パスをワンタッチでさばき、MFカルリーニョス・ジュニオの先制ゴールをアシストしたのだった。
この韓国人FWは、守備面でも大きなタスクを担っていた。対戦相手の長崎は、セットプレー絡みの得点が多い。35得点のうち15得点を数える。193センチのオ・セフンは相手のCKやFK、さらにはロングスローの場面で、ストーン役としてボールを跳ね返していったのだった。