7月1日、J1リーグ第19節が行われ、デンカビッグスワンスタジアムでの一戦は、アルビレックス新潟が2−0でサンフレッチェ広島に勝利した。
ホームの新潟は、5月14日の第13節の横浜F・マリノス戦で5試合ぶりの勝点3を獲得するも、翌節以降は再び5試合勝利なし(2分け3敗)で15位という苦しい状況。対する広島も6位にはいるが、川崎フロンターレ、横浜F・マリノスと戦った直近2試合をともに0−1のスコアで落として迎えた一戦だった。
試合は序盤から新潟が、自分たちの“強み”であるパスワークを武器にゲームを優位に進め、前半25分にMF松田詠太郎のパスに抜け出したMF三戸舜介が先制ゴールを奪う。スタジアムのボルテージが上がった中で迎えた直後の前半38分、新潟が華麗なパスワークを披露する。
センターバック2人のパス交換から縦にボールが入る。パスを受けたMF星雄次は一旦、左サイドバックの新井直人へ横パス。するとここから一気にスピードアップ。新井が前方のMF三戸にダイレクトでパスを送ると、三戸が星と細かいパス交換から前を向く。その間に、新井が後方からオーバーラップを仕掛けて相手DFの背後を狙い、三戸からの絶妙のスルーパスに抜け出してボックス内に侵入成功。最後は角度がないところから、左足で逆サイドネットに突き刺した。