6月25日、川崎フロンターレは大宮アルディージャと川崎試合で練習試合を行った。45分×2本を3-0で制した。
猛暑の中で行われた試合だった。多くの観客が見守る中、その観客席以上の蒸し暑さを感じさせるピッチの上で、前日24日の浦和レッズ戦に先発出場しなかった選手らが中心になって戦った。
スコアが動いたのは開始からわずか6分後のこと。MF瀬古樹が蹴ったFKに、高井幸大がゴール前で頭で合わせる。両チームの選手が密集した中でひと際高いジャンプを見せた18歳が空中戦を制したのだ。
さらに19分、今度は名願斗哉が決める。ロングフィードを右サイドの高い位置で受けた松長根悠仁が右足から左足にボールを持ち変えると、ゴール前にクロス。これに名願が頭で合わせ、鮮やかにゴールネットを揺らしたのである。前半はそのまま2-0で折り返す。
選手を2人入れ替えて挑んだ後半もゴールネットを揺らす。後半23分、右サイドからのクロスにまたしても名願がゴール前で頭で合わせたのだ。
その後、PKのチャンスを得たもののこれを決めることができず、このまま試合が終了。2日連続となった埼玉勢との試合を1勝1分とした。