車屋紳太郎のチームメイトへの気遣いが垣間見える試合後だった。
川崎フロンターレは、6月18日にレモンSで湘南ベルマーレと対戦。ルヴァンカップ第6節のこの試合を0-2から逆転した川崎が劇的な勝利を手にしたが、グループステージ突破とはならなかった。そんな湘南戦で2失点に関わった高井幸大をどうフォローしようと思っているのか、車屋に聞いた。
背番号7の答えは簡潔だった。
「(失点は)全員の責任だし、一人の責任というのは一切ないので」
そう口にして、失点はチーム全体で背負うものだとのスタンスを明らかにした車屋は、さらに、「ディフェンダーは失点に関わるポジションなので」とも語る。
そして、どれだけ守っていても、失点する時はするものだと説明した。
「最後にそこに(ゴール前に)いるという面では、そういう(失点シーンの)ところで、よく映像が使われたりだとか。全力でやっていても、そういうものは、起きる時は起きてしまうので」
だから高井には、この経験を活かして次に繋げてほしいとしていた。
「しっかりそれを次に生かして、自分たちはそういうポジションでプレーしているということを理解して、やっていかなきゃいけないなと思います」