■「つってないです!!」と全力否定

 そんな小塚は1点目の起点にもなっており、チームを支える働きができていた。惜しむらくは試合終盤の88分に足を気にして脇坂泰斗と交代した点。足がつっているように見えたが、そう尋ねた瞬間に「いや、つってないです!(笑)」と全否定。

「えっ?つってない?(笑)」と改めて聞き返したところ、再度「つってないです!!」と力強く否定された。

 そんな小塚の言葉に苦笑いしつつ、プロサッカー選手として試合終盤に足をつらせて交代枠を1枚使うことに申し訳なさを感じていたのだろうと好意的に受け止めることにした。そしてそんな小塚の対応にプロとしての矜持を感じた。次戦は、小塚のフル出場する姿を見せてもらいたいと思う。

(取材・構成/江藤高志)

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