６月３日に行われたＪ２リーグ第１９節、ジェフユナイテッド市原・千葉とＦＣ町田ゼルビアの試合は、アディショナルタイムに２点を追加した町田が勝利。この試合で待望の初ゴールを決めたのが、藤尾翔太だ。セレッソ大阪から育成型期限付き移籍で加入している背番号２５が、ゴール後に見せたガッツポーズも合わせて話題となっている。
後半４５＋６分からの場面、１点を守る町田はペナルティエリア前に放り込まれたロングボールを前線へ送り返す。センターサークル付近でバウンドしたボールは、ＦＷエリキが相手を背負いながら頭でバックパス。それを受けた荒木駿太はダイレクトで前線へ送る。
山なりの軌道となったボールを再びブラジル人ＦＷと相手ＤＦが競り合うが、ＤＦはボールを蹴ろうと出した足にミートせず、体勢を崩して倒れてしまう。フリーで前を向いたエリキは左サイドからドリブル開始。それを見て中央にいた藤尾もペナルティエリア中央へ向かって走り出す。千葉のＤＦをひきつけたエリキはエリア内へ入ると、中央へボールを転がした。左から流れて来たボールに右足で合わせた藤尾のシュートは、ゴール右上を撃ち抜いた。
ネットが揺れた直後、Ｕ２２日本代表ＦＷは立ち上がって渾身のガッツポーズを披露。その後は満面の笑みでチームメイトと待望の瞬間を喜んだ。
