5月28日、等々力競技場でJ1リーグ戦第15節が行われた。川崎フロンターレは柏レイソルを2-0で撃破。公式戦の連敗を3で止めた。
下位に沈む横浜FCに敗戦を喫するなど苦しい状況にあったチームに活気をもたらしていた人物がいた。昨季までこのチームのキャプテンを務めていたDF谷口彰悟だ。5月25日に発表されたサッカー日本代表のメンバー26人にも選ばれたCBは、同日、麻生グラウンドを訪れ、本誌らの雑談に応じていた。
さらに、この試合では「川崎アウトブレイカーズ」というイベントも実施。これまでチームに所属したことのあるOB8人が駆け付けてもいた。多くのOB選手が見守る試合とあって、ピッチに立つ選手もいつも以上に奮起して見せた。
その試合後、Gゾーンに一人のOBが私服姿で現れた。この試合を観戦していた谷口だ。勝利に酔いしれる観客席に向かって挨拶をするなど、昨年12月に川崎市内で行われた送別会以来となるサポーターとの触れ合いの時間を持ったのだ。