5月20日に行われたJ1第14節、鹿島アントラーズとFC東京の試合で、FW鈴木優磨が放った1本のシュートが話題となっている。
1-1で迎えた後半41分の場面、相手陣内右サイドからスローインを獲得したアントラーズは、MFディエゴ・ピトゥカがボールを受ける。ブラジル人MFはその場からペナルティエリア手前へロングパスを選択し、FW知念慶に前線で競わせる。空中戦で知念が勝利すると、ボールはペナルティアーク付近にいた背番号40の近くへこぼれてきた。
ボールの落下位置に移動した鹿島のエースは、足元の高さにボールが落ちてくると左足を振り抜いた。エリア内にいた相手DFも見送った強烈なボレーシュートがゴール右へ迫る。
しかし、ここでGKヤクブ・スウォビィクが立ちはだかった。ポーランド人守護神はボールがバウンドするタイミングで、体を寝かして叩きつけるようにセーブ。こぼれたボールに知念が走り込むが、そこも守護神がかきだした。
リーグ屈指のGKに阻まれて惜しくも得点とならなかったが、逆足のダイレクトでゴールへの可能性を感じるシュートを魅せた。