■「やっと報われた」
この試合で犬飼はディフェンスラインをまとめるだけでなく、ゲームキャプテンとしてチームを鼓舞。「信頼されてキャプテンマークを巻かせてもらっているし、やっと勝利に貢献できたので勝つゲームをもっと増やしていきたい」と力を込めた。
リーグ戦から大きくメンバーを変更し、フレッシュな状態の選手にチャンスを与えた中での勝利は価値がある。その中、誰が出ても浦和のサッカーを表現するためマチェイ・スコルジャ監督は“ワンチーム”を強調している。
「（監督は）普段出ていなくても気にかけてくれている。出られないメンバーは練習から、ひた向きに、いつ出てもいいようにやっている。ここまでルヴァンカップは勝てなかったが、今日、勝って首位にも立てたので良かったし、やっと報われた。1つでもタイトルを獲得したいし、全部タイトルを獲りにいくチームなので、ルヴァンカップにもこだわって、全ての大会で優勝を目指す集団になっていきたい」
これでルヴァンカップB組首位に立ち、最終節に自力突破の可能性を残した。勝点3にこだわる姿勢をもっと表現し“ワンチーム”となって戦っていくだけである。
（取材・文／石田達也）
