U-20ワールドカップが開幕した。日本代表はセネガル代表に1-0で勝利。この白星発進のポイントを、サッカージャーナリスト・後藤健生がつづる。
■大事な初戦白星
U-20日本代表が白星発進に成功した。アルゼンチンで開幕したU-20ワールドカップ、グループリーグの初戦である。後半はセネガルの猛攻を受けたものの、日本は松木玖生のミドルシュートによる先制ゴールを守り切って1対0で勝利した。
前半はキックオフ直後から素晴らしい内容でボールを支配。15分に松木玖生(FC東京)がミドルシュートを決めて先制した日本だったが、その後も押し気味に試合を進めながら追加点を奪うことはできず、逆に前半の30分以降はセネガルに深いボールを入れられ、また左右からのドリブルでも崩され、何度もピンチを迎えた。
しかし、それでもチェイス・アンリ(シュツットガルト)と田中隼人(柏レイソル)のCBコンビ、そしてGKの木村凌也(日本大学)が粘り強く守り、なんとか松木の1点のリードを守り切った試合。内容的には“辛勝”だったが、こうした大会では(とくにその初戦では)結果こそが大事。コンディションをさらに上げて、コロンビアとの2戦目以降は内容的にもさらに安定した試合を見せてもらいたいところである。