■押してもダメなら…
このように、あまり外国人記者など来ないようなクラブだと大歓迎で入れてくれるのですが、問題はビッグクラブです。
クラブによって作戦を使い分けました。
ローマの2つのクラブ(ASローマとラツィオ)はなんとなくソフトな(頼りなさげな?)雰囲気でした。そんな場合に有効なのは「えっ、申請のFAXは送ったはずなんだけどなぁ? 名前入ってないの?」と怒って見せる「恫喝」作戦です。すると、あちらが「あ、申し訳ありませんでした」とすぐにチケットと入場証を発行してくれるというわけです。
しかし、ミラノの2クラブはどちらもガードが堅そうなので、申請していないと入れてくれそうもありませんでした。しかも、アヤックス戦の時は交渉している時間もなかったので、「にらみ返し」作戦に切り替えたというわけです。