■15試合33ゴールは驚異のペース

 4点目は乾の演出から生まれた。27分、カウンターの局面でパスを受ける。センターサークル内でフリーで前を向いたら、決定機を生み出すのはたやすい。前がかりになっている相手DFラインの背後へ、乾はスピードもコースも文句なしのスルーパスを送る。走り込んだ右SB北爪健吾が、GKを破って4点目をゲットした。

 この日も攻撃力を爆発させた前提は、前線からのディフェンスにあった。自陣からパスをつなぐ相手に規制をかけ、ボール際で激しくプレーした。選手同士が距離感良く連動しているので、攻撃から守備も、守備から攻撃も、切り替えがスムーズなのだ。

 後半は藤枝に好機を作られた。それでも失点は許さず、72分にカルリーニョス・ジュニオが決定的な5点目をゲットする。3試合ぶりのクリーンシートを達成した清水は、5対0で勝利した。

 これで清水は6勝7分2敗となり、勝点を「25」とした。今シーズン最高の5位まで順位をあげた。首位のFC町田ゼルビアの勝点「8」差は前節と同じだが、2位の大分トリニータとは「4」差に迫った。J1自動昇格圏内が、はっきりと見えている。

 ここまで15試合で33ゴールは、ダントツのリーグトップだ。過去のJ2リーグにおいても、14年に湘南ベルマーレが記録した39ゴールに次ぐものだ。

 次節はアウェイでジェフユナイテッド千葉と対戦する。その次は首位・町田との直接対決だ。清水の戦いぶりが、引き続き注目を集めていく。

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