■清水強し! またもゴールラッシュ!

 強い。ズバ抜けている。

 J2リーグ第15節が5月13、14日に行なわれ、清水エスパルスは13日に藤枝MYFCと対戦した。J2リーグはここから3連戦だが、ルヴァンカップに出場している清水は5連戦となる。

 秋葉忠宏監督就任後、リーグ戦5勝2分けの清水は、この日も持ち前の攻撃力を爆発させる。しかも、開始早々から。

 キックオフ直後の3分、MF乾貴士のパスを受けたMF中山克広が、ドリブルで中央から侵入する。力強い仕掛けが相手DF陣の混乱を誘うと、ルーズボールがFWチアゴ・サンタナの足元へ。前節ハットトリックのブラジル人ストライカーが、ペナルティエリア内から難なく蹴り込んだ。

 14分には2点目を奪う。FWカルリーニョス・ジュニオのクロスが相手CBのハンドを誘い、背番号10が自らPKを決めてリードを広げた。

 2点目を奪った直後、チアゴ・サンタナが負傷交代する。それでも、チームの勢いは削がれることはない。

 16分、相手のビルドアップを敵陣で引っかけ、ショートカウンターを発動する。カルリーニョス・ジュニオが左サイドから抜け出し、ゴール前へグラウンダーのクロスを通すと、FW北川航也がフリーで走り込んでいた。チアゴ・サンタナに代わって出場したばかりの北川が、チームの3点目を冷静にプッシュした。

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