モナコFW南野拓実が、フランス・リーグアンで久々の先発出場した。この試合で披露した、これまでとは違う姿に、驚きの声が広がっている。
プレミアリーグのリバプールでプレーしていた南野は、今季からリーグアンで戦うことを決めた。多くの名手を輩出したフランスの名門で、再スタートを切ることを選択した。
ただし、簡単な道のりではない。リーグ第3節で先発にてフランスデビューを飾ったが、スタメンに定着することはできなかった。9月の第8節スタッド・ランス戦でリーグアン初ゴールを挙げたが、その後はゴールを重ねられずにいる。
2023年に入ってからはメンバー外が続き、2月5日の第22節で先発出場でピッチに戻ってきたが、その後もベンチスタートやメンバー外が続いていた。
現地時間5月7日に行われた第34節は、南野にとって2試合ぶりのリーグ戦メンバ―入りだった。アンジェのホームに乗り込んだ一戦で先発し、チームは2-1で勝利。南野も後半33分までプレーしたが、ゴールは奪えなかった。
ただし、南野は着実な進化を披露した。開始早々、相手陣でこぼれ球を拾った背番号18は、力強い突破を披露。体に回された相手選手の腕を振りほどき、力強くペナルティーエリア内へとボールを持ち込む。さらに2人を引き離してゴール前へクロス。惜しくも仲間にはつながらなかったが、「シン・南野」を印象付けた。