「自分の態度でチームの雰囲気も変わる」川崎・佐々木旭が、1か月ぶりの試合出場を見据えての心掛け。瀬古樹の言葉から得た「プロ選手としてそれが一番大事」なことも明かすの画像
川崎フロンターレの佐々木旭 撮影:中地拓也

 5月20日、川崎フロンターレはアウェイに乗り込んで横浜FCと対戦する。この試合で、1か月ぶりの試合出場を目指すのがDF佐々木旭だ。

 佐々木は、2月17日に行われた横浜F・マリノスとのJ1リーグ開幕戦で先発フル出場するも、4月23日の浦和レッズ戦での途中出場を最後に公式戦から離れている。3月のリーグ戦の出場時間数は180分だったが4月のそれは33分に激減し、5月に至ってはいまだ未出場となっている。

 5月13日に行われたFC東京との練習試合では、90分間フル出場。しかも、台所事情を考えてCBというポジションで時間を推移させた。

「CBの方が全体を見えますし、選択肢も多い」と語るばかりか、「CBの方が簡単というかいろいろ見える」とまで話す佐々木は、この試合を前に鬼木達監督から「そういうことがあるかもしれない」と言って、ピッチに送り出されていた。「どこでもやります」と強い意気込みで返した佐々木は、この試合で次なる試合出場を見据え、イメージを膨らませながらプレーした。

 現在、高井幸大が代表活動でチームを離れており、大南拓磨はコンディションの問題で出場できるかどうか微妙な状況にある。「“誰かがいないから”ではなくいつでも準備できている」と話すその表情は、力強かった。

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