5月17日、FIFAワールドカップの公式ツイッターが1本の映像を投稿した。その中で躍動するのは、15歳の久保建英と18歳の堂安律だ。
間もなく開幕される「FIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023」。福田師王や福井太智といった海外組に加え、松木玖生や永長鷹虎、高井幸大といった国内で結果を残す精鋭がすでに現地入り。まずは21日に行われる初戦のセネガル戦に挑むこととなる。
そんな大一番を前に、FIFAは2017年の同大会における日本代表の得点映像を公開したのだ。それは、同年の5月21日に行われた、2017年大会の初戦である南アフリカ戦でのもの。板倉滉や冨安健洋といった現在の日本代表の主力選手とともに、同じく森保ジャパンの主軸である堂安律がこの試合に先発。しかし、開始わずか7分で先制されてしまう。
それでも後半3分に小川航基の得点で同点に追いつくと、堂安が逆転弾を生み出す。久保がペナルティエリア手前で受けた縦パスを縦にフリックするような形で流す。そこに走り込んだのが後半14分に投入された久保建英で、PA内の左でクロスを上げる体勢を取った久保の視線ゴール前に送られる。
ところが、直後に久保が左足から放ったクロスはマイナス方向に向かう。そこにいたのが堂安で、左足で合わせるとゴールの右隅を射抜いてスコアを逆転したのだ。日本代表で抜群の連携を見せる2人は、当時からすでにコンビネーションが出来上がっていたのだ。